2020/10/16 心理学科
マスク着用が当たり前となった今,顔の印象は変わりましたか?
"顔"は多くの情報を与えてくれます。「この人前にも見た!」,「楽しんでるな~」,「今すれ違った人,かっこいい!」,「あの人かわいいなぁ」といった形で,相手の気持ちを推測したり,魅力や健康度の判断をしたりと,「顔色をうかがう」という言葉があるように,"顔"から私たちはいろいろな印象を受けます。さらに,人間の顔だけではなく,犬やネコなどのペットの顔からも感情を読み取ろうともします。
では,顔の半分を隠してしまうマスクは,相手の印象を変化させるのでしょうか。最近では,マスクもファッションアイテムになりつつあり,白色以外の色も販売されています。さらに,マスクを着用する人が増えるとともに,街には美人が増えたという声も耳にします。やはり,マスクは顔の印象に何かしらの影響を与えているのかもしれません。
一方,私たちは,目からも相手の感情を読み取ることができます。心理学の研究でも,目元だけの写真から,相手がどのような感情なのかをある程度正確に読み取れることが明らかにされています。さらに,瞳の些細な違いが,顔の印象や魅力までも影響を及ぼすことも示されています。これらのことからも,"目"は相手の印象をとらえるためには重要なパーツであることがわかります。
10月17日(土)のオープンキャンパスのミニ体験(心理学科)では,そんな"顔"についてお話します。私たちはいったい顔から何を得ているのでしょうか。さらに,マスクをするとどのような印象になるのでしょうか。これらの疑問について,体験を通して答えていきたいと思います。もちろん,マスクは着用でお願いします。
(心理学科 蔵冨)