人間環境大学は、人間環境学を理念とし、人間環境に関する該博な知識と深い理解力を備え、すぐれた見識をもって人類と国家社会に貢献できる有為な人材を育成することを目的とする。(学則第1条)
人間環境学を基盤とした広い視野と柔軟な思考力を有し、さらに、心理学の専門分野についての深い理解力と実践力を備えた者に卒業を認定し、学位を授与する。具体的には、以下の3つの能力を以って卒業要件とする。
心理学部では、心の働きについて科学的に理解し、かつ、心の多様性と個別性を尊重できる力を有し、その力を活用して複雑化した現代社会の課題および多様化している心の問題に対応する人材を育成する。
心理学科では、心理学の基盤となる心の仕組み・働きに関する基礎知識とその研究方法、心に対するアプローチ方法を身につけた上で、心理学の知見から多面的に現代社会の抱える課題を冷静に分析し、適切な課題の解決および支援を実践できる人材を育成する。中核となる心理学の科目として、臨床・障害領域、子ども・発達領域、対人・社会領域の3つの専門領域科目とその隣接領域科目を配置しており、心理学の学術的基盤である心理学部共通科目、実践・研究スキル科目を修得することで、心理学の幅広い知識、事象を科学的かつ多角的に分析する力、心を支援する基本的態度と技術を身につける。
犯罪心理学科では、心理学および犯罪心理学に関する専門的知識を有し、多角的な視点に立脚した思考力と実践力をもって、多様化した現代社会が抱える現実的な問題の分析・解決に貢献できる人材を育成する。全学共通科目と学部共通科目、他学科科目を配置し、豊かな教養と幅広い視野を養うとともに、中核となる犯罪心理学科の科目として犯罪心理学基盤科目と犯罪心理学発展科目を用意し、犯罪心理学発展科目である法心理学、犯罪科学、犯罪臨床、捜査・防犯心理学の4領域の専門科目について段階的かつ体系的に修得することで、高い専門的知識と実践的な技能を身につける。
心理学部では、人間と社会の関係に関心を持ち、自身の創造性と主体性を発揮しながら、心理学の知識を実社会で活かすことによって社会貢献する意欲を持つ人を求めます。心理学科および犯罪心理学科の入学者受入れに関する方針は次のとおりです。
心理学科では、心理学部の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づいて、心理学の専門分野を実践的に学び、現代社会の諸問題について主体的に取り組み社会貢献できる人材を育成します。また、人の心を客観的に分析する科学的態度、人の心の多様性や個別性を追究する意欲、自分自身と他者との関係性への興味関心を持ち、心理学の学びを社会に生かすよう絶えざる努力をし続ける人材を求めます。心理学科での教育を受けるにあたっては、人の心を科学的に明らかにし、心の多様性や人間関係を理解する力が必要となるため、数学、国語、社会などの高等学校の教育内容に基づく基礎知識と、学びに必要な論理的思考力・判断力・行動力・倫理性を有し、他者と協調・協働していくためのコミュニケーション能力を備えた学生を、多様な選抜制度により受け入れます。
犯罪心理学科では、人間の心と行動や現代社会が抱える様々な問題に強い関心を持つとともに、多様な人間と協働しつつ、人間の心と社会に対して深い理解を得たいという強い意思があることを前提として、心理学と犯罪心理学の専門的知識と実践的な技能・能力をもって積極的に社会に貢献する人材を求めます。犯罪心理学科での教育を受けるにあたっては、専門的知識の修得に必要となる知識・技能等、高等学校の教育内容にもとづく基礎学力、研究や実践的な技能・能力の修得に必要となる論理的思考力、行動力、および、倫理性、共感性を身につけている学生を多様な選抜制度により受け入れます。
人間環境学についての幅広い教養を身につけ、環境科学を基盤とした各専門分野の学問を実践的に修め、広い視野と柔軟な思考力によって社会貢献できる者に学位を授与する。具体的には、以下の三つの能力を以って卒業要件とする。
フィールド生態学科は、環境科学部のディプロマ・ポリシーおよび本学科の人材養成像「動物・植物・生態系機能に関する専門的知識と、社会や情報に関する基礎知識を有し、自然共生社会の実現に向けて、広い視野と柔軟な思考力によって人間社会の発展と環境保全のバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる人材」に基づき、卒業要件を満たし、以下の能力を備えた学生に対して学位を授与する。
環境データサイエンス学科は、環境科学部のディプロマ・ポリシーおよび本学科の人材養成像「社会・データサイエンスに関する専門知識と、社会や情報、環境全般に関する基礎知識を有し、持続可能な社会の実現に向けて、広い視野と鋭い洞察力、柔軟な思考力によって、人間社会の発展と環境保全のバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる」に基づき、卒業要件を満たし、以下の能力を備えた学生に対して学位を授与する。
本学の建学の精神である『人間環境学の探求』に則り、人間環境に関する該博な知識と深い理解力を備え、すぐれた見識をもって人類と国家社会に貢献できる有為な人材の育成といった本学の教育の理念を基盤として、環境科学部の教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を、『自然環境と社会環境を総合的にとらえる学問として「環境科学」を位置づけ、その基盤のもと、社会の経済的枠組みや自然科学的視点を理解する「環境科学」の見地から、環境問題を、自然、社会、情報の側面からとらえ、課題を深く理解し、分析し、SDGs(Sustainable Development Goals)の達成に向けて行動できる人材を育成する』と設定する。
フィールド生態学科では、動物・植物・生態系機能に関する専門知識と、社会や情報に関する基礎知識を有し、自然共生社会の実現に向けて、広い視野と柔軟な思考力によって人間社会の発展と環境保全のバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる人材を育成する。中核となるフィールド生態科目には、陸生動物生態、水生動物生態、植物生態の3領域に、生態系機能評価をあわせた4領域の科目を用意し、フィールド生態学共通の学術基盤と解析手法を得るのに必要な科目と、専攻する領域の科目を修得させることで、自然環境全体を見通すことができる教養と、自然環境から必要なデータを得て解析する技術と、特定領域について特化した専門知識を身に着けさせる。
フィールド生態学科では、先に示したディプロマ・ポリシーに掲げた能力を身につけた人材を養成するための教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を以下のように設定する。
環境データサイエンス学科では、環境情報・社会環境に関する基礎知識と、ICT(Information and Communication Technology)や社会活動に関する専門知識を有し、持続可能な社会の実現に向けて、広い視野と柔軟な思考力により社会の発展と環境保全のバランスを考慮した提案と行動ができる人材を育成する。中核となる環境データサイエンス科目では、環境情報、社会環境の2領域の科目を用意し、環境データサイエンスの体系的な学修に必要な共通必修科目と、専攻する領域の専門科目を修得させる。特に、国内外における少人数制フィールド調査実習や、プロジェクトベースのデータ解析実習において、実践的かつ専門的なスキルを修得させる。
環境データサイエンス学科では、先に示したディプロマ・ポリシーに掲げた能力を身につけた人材を養成するための教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を以下のように設定する。
人間環境大学環境科学部は、理系から文系までの幅広い教養を身に着け、環境科学を基盤とした各専門分野の学問を実践的に修め、広い視野と柔軟な思考力によって社会貢献できる人材を輩出する学部である 。
人間環境大学は、人間環境学を理念とし、人間環境に関する該博な知識と深い理解力を備え、すぐれた見識をもって人類と国家社会に貢献できる有為な人材を育成することを目的としている 。環境科学部では、自然、社会、情報、およびそれらの関係についての高度な知識や技術を求め、創造的に学問を深めることができ、主体的に物事に取り組む人を求める 。環境科学部にはフィールド生態学科および環境データサイエンス学科があり、各学科の入学者の受入れに関する方針は以下に示す 。
人間環境大学環境科学部の学位授与の方針に基づいて、環境科学を基盤とした各専門分野の学問を実践的に修め、広い視野と柔軟な思考力によって社会貢献できる人を養成する。フィールド生態学科では、生物やそれを取り巻く非生物的要素により構成される自然環境と、その保全に配慮した社会に関心があり、フィールド調査で培った環境保全に関する知識と技能を、自然共生社会の実現に役立てる意欲を持つ人を求めます。フィールド生態学科での教育を受けるにあたっては、生態系や環境問題を理解する力が必要となるため、生物学を始めとする高等学校の教育内容に基づく基礎知識や、学びに必要な論理的思考力・判断力・表現力・行動力・倫理性をもち、多様な人々と協働して学ぶ意欲を備えた人を、多様な選抜制度により受け入れます。
環境データサイエンス学科では、自然科学分野、情報学分野だけでなく、社会科学分野なども含めた、文理両分野に関して、主体性を持って多様な人々と協働して学び続ける意欲があり、また、環境や国際社会問題に深い興味を持ち、ICT(Information and Communication Technology)活用によって積極的に社会貢献する人材を求めます。環境データサイエンス学科での教育を受けるにあたっては、情報や社会活動を理解する力が必要なため、情報や数学もしくは社会などの高等学校の教育内容に基づく基礎知識や、学びに必要な論理的思考力・判断力・表現力・行動力・倫理性を備えた学生を、多様な選抜制度により受け入れます。
人間環境学についての幅広い教養を身につけ、人間環境学を基盤とした各専門分野の学問を実践的に修め、広い視野と柔軟な思考力によって社会貢献できる者に学位を授与する。具体的には、以下の三つの能力を以って卒業要件とする。
①個人・社会・自然が直面する課題に対して専門的な理解を深めると共に、学際的な柔軟性を有し、実践的な能力を有すること。
②グローバルな視野を持ち、国際社会に貢献できる力を有すること。
③企業・地域社会などのあらゆるコミュニティに寄与する組織的な活動能力を有すること。
自然環境と社会環境を総合的にとらえる学問として「人間環境学」を位置づけ、その基盤のもと、人間が生活する歴史・文化的背景と、社会の経済的枠組みや自然科学的視点を理解する「人間環境学」の見地から、個人の社会の精神・心理の課題あるいは環境問題における課題を深く理解し、分析し、対応できる人材を育成する。
心理学科では、単に心理学という専門分野の知識を有した人材ではなく、自然・社会環境、歴史・文化環境の知識を有し、広い視野と柔軟な思考力を持って、現代社会に広く対処できる人材を育成する。中核となる心理学の科目は、基礎科目、5つの分野の発展科目、実習・演習科目から成っており、幅広く重層的にこれらの科目を履修することで、心理学全体の専門的知識と、データ解析や援助において心の事象を扱い深く理解する実践力を習得する。
環境科学科では、自然・社会環境に関する専門知識と、精神環境と歴史・文化環境とに関する基礎知識を有し、持続可能な社会の実現に向けて、人間社会の発展と環境保全のバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる人材を育成する。中核となる自然・社会環境科目では、自然環境分野の生態系(動物)、生態系(植物)、物質循環の3領域に、社会環境をあわせた4領域の科目を用意し、自然環境分野と社会環境分野との双方の分野の教養を得るに必要な単位数と、専攻する領域の科目を修得させることで、全体を見通すことができる教養と、特定領域について特化した体系的専門知識を修得させる。
人間環境学部では、人間と環境との関係に関する高度な知識や技術を習得しつつ、創造的に学問を深めることができ、主体的に物事に取り組む人を求める。
人間環境学部には心理学科および環境科学科がある。各学科の入学者の受入れに関する方針は以下に示す。
心理学科では、人間と環境との関係に関する高度な知識を習得しつつ、創造性と主体性を持ち、心理学の知識を実社会で活かすことによって社会貢献する意欲を持つ者を求める。
環境科学科では、文系・理系を問わず、自然環境と、その保全に配慮した社会に関心があり、環境保全に関する知識と技能を、持続可能な社会の実現に役立てる意欲を持つ者を求める。
人間環境学の探求に基づく〈人間〉と〈環境〉、および人間と環境との〈関係〉の深い理解の上に、豊かな人間性を培い、人びとの多様な健康ニーズに応えるため科学的根拠に基づいた質の高い看護実践を創造できる自立した人材を育成することが看護学部の教育理念としています。そのために教育目標に掲げた「専門的なコミュニケーション能力」「アセスメント能力」「判断力」「創造力」「実践力」「自己研鑽能力」が学修成果として備えた者に卒業を認定し、学位を授与します。
具体的には、定められた128単位以上を修得し、以下の能力を備えた学生に卒業を認定し、学士(看護学)の学位を授与します。
看護学部のカリキュラムは、前述した教育理念、教育目的・教育目標に則り、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)達成のために、以下のように編成します。
看護学部の特徴として、看護師基本コースのほかに、4つの選択強化プログラム(地域・在宅療養者と家族の支援、こどもと家族の看護、がん看護、認知症高齢者と家族の看護)、保健師コース(選択)、養護教諭コースを配置しています。また、人びとの多様な健康ニーズに応えるため科学的根拠に基づいた質の高い看護実践をするために必要な基礎的能力の強化のために、人体の構造、機能、病態生理、疾病、看護をバラバラで教授するのではなく、リンクさせて教授する「看護のための形態機能と疾病」などの科目を設定し、螺旋状の学習形態を意識して配置しています。
看護学部は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)に則り、人間への深い理解を有し、質の高い看護実践を創造し自立できる看護職者の育成を目指し、次に掲げる知識・技能や能力、目的意識、意欲を備えた人を求める。
このような学生を選抜するために、多様な入試方法において総合的に判定します。
人間の尊厳に基づいた豊かな人間性を培い、対象となる人々が、健康に生活し生きることを支援する看護、及び地域社会がより健康に発展するために貢献する看護を教育理念に掲げ、そのために教育目標として「豊かな人間性と倫理観」「ヒューマンケアの実践能力」「専門職業人としての自立性」「多職種連携」「社会貢献」「グローバルな視野と多様性」「国際社 会貢献」が学修成果として身についた者に卒業を認定し、学位を授与する。具体的には、定められた130単位以上を修得し、以下のことを身につけた学生に卒業を認定し、学士(看護学)の学位を授与する。
松山看護学部のカリキュラムは、前述した教育目的・教育目標に則り、ディプロマポリシー達成のために1年次から3年次前学期までは看護職者として必要な基礎科目、専門基礎科目、専門科目を講義や演習・実習で学びます。3年次後学期から4年次前学期までは臨地・臨床実習として看護の現場において、受持ち患者を中心に実践的な学習を行う。なお実践的な学習は、入学後早期 8 月)に 1 週間の実習(基礎看護学実習Ⅰ)を行い、実践現場における看護の基礎的な知識・技 術・態度を修得する。さらに 1 年次の後学期において、対象や療養の場の多様性に対応できるために「地域・在宅看護学実習Ⅰ」を取り入れ、愛媛県内の松山市圏域(都市的地域)と伊方・久万 高原町圏域(中山間・高齢化地域)の両地域を比較し、健康・不健康を問わず、人々が住み続けら れる町づくりや医療体制は何かを学ぶ。また松山看護学部のカリキュラムの特色として、1 年前期から倫理(生命倫理、看護倫理Ⅰ)を必修科目とし、人の生老病死について考える機会を設け、2 年生ではそれを演習(生と死のケア演習)として共有し、3 年次後期および4 年次前期には看護研究、4 年次後期は倫理(看護倫理Ⅱ)を 設定して、人間が生きること、老いること、病むこと、死を迎えることについて考究する。さらに、看護師基本コースのほかに、保健師コース(選択)と4つの選択強化プログラム(小児看護、がん看護、認知症看護、在宅・終末期看護)を配置する。人材育成の方針は以下の通りである。
生命とその尊厳を守り、あらゆる人々を最適な健康状態へと導く看護サービスを追求する豊かな人間愛と倫理観に富み、地域の保健・医療・福祉の発展に寄与できる看護人材の育成をめざし、次のような学生を求めます。
上記5つの要件を満たすために、規則正しく健康的な生活習慣を身につけ、正課外もしくは学外のボランティア活動や地域諸活動への積極的な関心と社会貢献への意欲を持つ者を求める。
人間環境学を基盤として、総合的な心理学の知識を備え、さらに、選択した専門分野に関するより深い知識と方法論を備えた者に対して卒業を認定し、学位を授与します。
具体的には、以下の姿勢と技術を以って卒業要件としています。
人間環境学を基盤として、総合的な心理学の知識を備え、さらに、犯罪心理学分野に関するより広い教養と深い知識と方法論を備えた者に対して卒業を認定し、学位を授与します。
具体的には、以下の四つの姿勢と技術を以って卒業要件としています。
総合心理学部の「ディプロマポリシー」および「養成する人材像」に沿って、教育目標を実践していく上でのカリキュラムポリシーは次のとおりとなります。
総合心理学部のディプロマポリシー、カリキュラムポリシーに沿って、次のアドミッションポリシーをもとめています。
フィールド自然学科は、総合環境学部のディプロマ・ポリシーおよび本学科の人材養成像「フィールドでの学びを通じて、多様な動物や自然と、人間との関わりに関する専門知識を有し、SDGs(Sustainable Development Goals)の達成に必須である自然共生社会の実現に向けて、広い視野と柔軟な思考力によって人間社会の発展と環境保全のバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる人材」に基づき、卒業要件を満たし、以下の能力を備えた学生に対して学位を授与する。
環境情報学科は、総合環境学部のディプロマ・ポリシーおよび、「SDGs(Sustainable Development Goals)、および持続可能社会(sustainable society)の理念にもとづき、人間を取り囲む自然環境と、デジタル技術に支えられた社会環境との関係を総合的に理解できるとともに、新たなソフトウェアの提案・開発および環境データの分析を通じて、人間と環境とをめぐる諸問題に積極的に関与し、その解決に貢献できる人材」という本学科の人材養成像に基づき、卒業要件を満たすことで以下の能力を備えた学生に学位を授与する。
総合環境学部の「ディプロマポリシー」および「養成する人材像」に沿って、教育目標を実践していく上でのカリキュラムポリシーは次のとおりとなります。
フィールド自然学科では、生物・群集・生態系がかたちづくる自然に関する専門知識と、一次産業からデータ解析におよぶ基礎知識を有し、自然共生社会の実現に向けて、広い視野と柔軟な思考力によって人間社会の持続的発展と自然環境保全とのバランスを考慮した発言と提案、そして行動ができる人材を育成する。本学科のカリキュラムは、陸域フィールド科目群、水域フィールド科目群、そして農業フィールド科目群の三つのカテゴリーに大きく分けられ、それら全体を包括し連結する枠組みとしてフィールド自然学の学問的体系がある。このように、フィールド自然学共通の学術基盤と解析手法を得るのに必要な科目と、専攻するカテゴリーの科目群を修得させることで、自然と人間との関わりを鳥瞰的に見渡すことができる教養、フィールドでの観察や実験から得られたデータを解析する技術、さらに個々のカテゴリーに特化した専門知識を修得させる。
フィールド自然学科では、先に示したディプロマ・ポリシーに掲げた能力を身につけた人材を養成するための教育課程の編成方針(カリキュラム・ポリシー)を以下のように設定する。
環境情報学科は、ソフトウェア技術の活用を通して持続可能社会の実現、産業発展と環境保護の調和に貢献できる人材を育成する。この目的を果たすため教育課程には、一般教養科目群の他、「環境理解を深める科目群」(「SDGs 概論」、「環境データの可視化技法」等)、「ソフトウェア技術を探究する科目群」(環境プログラミング科目、環境データベース科目、サステナブル・ソフトウェア論科目、Web 環境システム開発科目等)、「データサイエンス技術を探究する科目群」(「環境情報活用論」、「環境統計学概論」等)、「卒業研究科目群」(「卒業研究Ⅰ」から「卒業研究Ⅳ」)の四つの専門科目群が含まれる。「環境理解を深める科目群」は総合環境学部の共通科目であり、持続可能社会および環境保護、環境理解に関する基礎知識を教授する。「ソフトウェア技術を探究する科目群」は教育課程の中核をなし、持続可能社会および環境保護の推進に資する高度ソフトウェア技術を教授する。「データサイエンス技術を探究する科目群」は環境データの分析手法を教授する。さらに、「卒業研究科目群」はソフトウェア技術を応用し、持続可能社会の実現や環境問題の解決に資するソフトウェア製品の開発方法を教授する。詳細については以下の通りである。
総合環境学部のディプロマポリシー、カリキュラムポリシーに沿って、次のアドミッションポリシーをもとめています。
人間環境大学総合環境学部の学位授与の方針に基づいて、既存の学問分野に捉われない総合環境学を修め、広範な見識によって即戦力として社会貢献ができる人材を養成する。そのために、フィールド自然学科では、広義の自然学(ナチュラルヒストリー)を踏まえた自然環境の保全やその持続可能な利用について関心があり、フィールドにおいて培った知識や技能をその実現に役立てる意欲を持つ人を求める。フィールド自然学科で教育を受けるにあたっては、生態系や環境問題を理解する力が必要となるため、生物学を始めとする高等学校の教育内容に基づく基礎知識や、学習に必要な論理的思考力・判断力・表現力・行動力・倫理性をもち、他者と協働して共に学ぶ意欲を備えた人を、多様な選抜制度により受け入れる。
環境情報学科は、ソフトウェア技術の活用を通して産業発展と環境保護の調和をはかる ことを教育研究上の目的とする。その教育課程は環境理解とソフトウェア技術を中心に 展開することから、持続可能社会や環境保護に興味関心をもつ者、もしくは、世の中に普 及するソフトウェア製品やソフトウェアによって動作する電子機器、ソフトウェア開発 やソフトウェア技術に関わる仕事等に興味関心をもつ者を広く入学者として受け入れたい。以下に具体的な人物像を挙げる。
人間環境学についての幅広い見識と技能を身につけ、各研究指導分野等の必要単位数を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で、本学大学院が行う修士論文の審査及び試験に合格した者に学位(修士号)を授与する。
人間環境学研究科は、人間環境学を自然・社会・文化等の重層的な諸環境を総合的にとらえる学問として位置づけ、その基盤のもと、人間環境・臨床心理・日本文化の各研究指導分野を置き、中心となる研究指導分野において専門的な知識と技能を修得しつつ、それ以外の研究指導分野と人間環境学共同演習等を通して幅広く豊かな見識を身につけ、学術上もしくは現実の諸課題を踏まえた有為かつ創造的な研究成果を挙げることができるよう研究指導する。
人間環境学研究科では、人間環境に関する専門的な知識と技能を修得しつつ、総合的かつ創造的に学問を探求することができ、研究諸課題の発見とその解決に向けて主体的に取り組むことのできる人を求める。
定める期間在学して研究指導を受け修士論文又は課題研究論文(助産学分野助産学実践コース)の審査及び試験に合格し、その課程を修了することが学位授与の要件である。同時に次の能力を以って修了要件とする。
基準となる単位数以上を修得することを要件に含む。
博士前期課程の目的を達成するために、カリキュラムを構成し、常に社会情勢を反映するよう検討を行う。そのため、下記のようなカリキュラムポリシーを基本とする。
①看護学分野看護学研究科では、教育目的を理解して、本研究科への入学を希望する次のような学生を求めている。
①看護学分野定める期間在学として研究指導を受け、かつ所定年限内に研究科が行う博士論文の審査及び試験に合格し、課程を修了することが学位授与の要件である。同時に次の能力を以って修了要件とする。
①看護学分野看護学研究科の教育研究の目的を達成するためにカリキュラムを構成し、常に社会の情勢を反映するよう教育研究において検討を行う。そのため次のようなカリキュラムポリシーを設定する。
①看護学分野教育目的を理解して、本研究科への入学を希望する次のような学生を求めている。
①看護学分野定める期間在学して研究指導を受け、所定の単位を修め、修士論文の審査に合格し、最終試験において以下の能力が認められた者に修士(看護学)〔Master of Nursing Science〕の学位を授与する。
看護学の教育・研究・実践における指導的役割を担う人材を育成するための科目を配置する。専門領域は「基盤看護学領域」「発達看護学領域」「広域看護学領域」の3領域とし、教育課程は「共通科目(必須・選択)」と3領域の「専門科目」により編成する。
松山看護学研究科は、教育目的を理解して、本研究科への入学を希望する次のような学生を求める。
定める期間在学して研究指導を受け、所定の単位を修め、博士論文の審査に合格し、最終試験において以下の能力が認められた者に博士(看護学)〔Doctor of Nursing Science〕の学位を授与する。
博士前期課程における教育を基礎として、自立して研究できる人材で、教育・研究を通じて看護実践及び看護学の発展に貢献できる人材を育成する。
専門領域は、「看護実践開発領域」「地域包括ケア領域」からなる2領域とし、教育課程は「共通科目(必須、選択)」と2領域の「専門科目」により編成する。
人間環境大学大学院松山看護学研究科の教育理念、教育目的、教育目標を達成し、教育者・研究者・実践者を育成するため、以下の要件を備えた学生を受け入れる。