人間環境大学 学長
「人間」と「環境」の相互作用から、
未来を切り拓く知性を。
人間環境大学は、21世紀の幕開けである2000年に開学しました。
本学は、当時本学園の理事であった梅原猛(国際日本文化研究センター初代所長、文化勲章受章者)が、京都大学の河合隼雄(元文化庁長官・心理学)、竹市明弘(京都大学名誉教授・哲学)に協力を求め、創設された大学です。
初代学長には、京都大学大学院「人間・環境学研究科」を創設した竹市明弘(初代研究科長)が就任しました。
「人間」が「環境」をつくり、
その「環境」がまた「人間」をつくる。
学園理事・梅原猛と初代学長・竹市明弘が構想した〈建学の精神〉は、大学名に込められた〈人間環境学〉に集約されています。
〈人間〉を理解する鍵、〈環境〉を理解する鍵、そして両者の関係を理解する鍵。
これら三つの視点を総合的に捉えることこそが、「人間環境」という言葉に込められた意味です。
梅原猛は建学当時、
「環境という問題にぶつかると、それは人間に直接向き合う問題となる。生きるか死ぬかの問題である。そうした課題のなかで、分断された専門的学問は再び統合されなければならない」
と語りました。
これに対し竹市明弘は、
「学部教育の目的は、狭い個別知識の教育ではなく、人間の全体性を回復し、確立することにある」
と応えています(建学時の対談より)。
人間環境大学では、「人間は自ら環境をつくり、その環境がまた人間をつくる」という相互作用の中にある「人間環境」を、心理学、環境学、情報学、看護学の四分野にわたる6学部10学科において体系的に学ぶことができます。
グローバル化の進展により、国内と世界の境界はますます曖昧になり、社会は複雑化・多様化しています。同時に、学問も細分化と高度化が進んでいます。
こうした時代だからこそ、一つの分野の学びをより広い視点から「統合的に」(梅原猛)、「全体的に」(竹市明弘)捉え直し、深化させる力が求められています。
〈建学の精神〉を名に刻む人間環境大学は、その理念を実践する大学です。
AI時代を迎えた今、技術が急速に進化するからこそ、「人間とは何か」「私たちが生きる環境はどうあるべきか」を一体として考える思考が不可欠です。
本学は、人間と環境の未来を構想し、国内外で活躍する人材を育み続けてまいります。
皆さんの挑戦を、心よりお待ちしています。