人間環境大学

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【総合心理学部】本学教員が那覇地方裁判所にて講演を行いました

 令和5年12月15日(金)に開催された、那覇地方裁判所「専門訴訟事件等の特殊事件のための研究会」にて、総合心理学部の新岡陽光講師が登壇し、「心理学的虚偽検出の実態と心理学の司法手続きへの応用可能性」という題目で裁判官の方々に講演を行いました。

 

 

 

***新岡講師より*****

 犯罪心理学では、罪を犯した者の心理の解明だけではなく、心理学の知見を活用して犯罪捜査を支援する「捜査心理学」も重要なテーマとなっています。日本の犯罪捜査におけるポリグラフ検査は、よく「犯人の嘘を見破る」「うそ発見器である」といったイメージを持たれがちですが、実際には犯人ならではの「記憶」を検出しています。日本は世界的にも高く評価されている独自のポリグラフ検査手法を採用しているのです。

 

 当日出席された裁判官の方々へ向けて、日本のポリグラフ検査の真の姿を、海外のポリグラフ検査と比較しながら詳細に解説を行いました。さらに、近年の心理学的知見についても概説し、心理学が司法手続きにおいて果たすべき役割に関する意見交換も行いました。世間や法の実務家の方々に日本のポリグラフ検査の背景にある理論や正しい運用の仕方を理解いただくことは、犯罪心理学の社会応用への大きな一歩となるという、大変重要な示唆をいただくことができました。 
 裁判官の方々と心理学者が対面するという、とても貴重な機会をいただけましたことを心より感謝いたします。

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