人間環境大学

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【環境科学科コラム】生物多様性あいち学生プロジェクトへの参加

 12月21日(土)に大同大学で開催された、生物多様性あいち学生プロジェクト学生環境会議第2回ワークショップに、本学の学生6名が参加しました。このプロジェクトでは、県内の大学の在学生が主体となり、行政、企業、市民団体、大学といった社会人事務局がサポート役として参加しております。今回のワークショップでは、愛知県で先進的な活動に取り組む企業が活動内容をレクチャーした後に、学生ワークショップとして県内に点在する団体をどのようにまとめるかについて活発な議論や提案がなされました。

 愛知県といえば、2010年に開催されたCOP10において愛知目標が採択されるなど、生物多様性保全にむけて国内外から注目されているエリアです。

 社会的には、2015年の国連サミットで持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)が採択され、社会・環境課題への対処や、企業経営における今後の指針が示されるようになりました。このような背景を受けて、SDGsが主流化していく中でミレニアル・ポストミレニアル世代と呼ばれる大学生の成長と活躍がますます期待されています。

 本学も参加しているあいち生態系ネットワーク協議会では、県内を9つのグループに分け、それぞれのネットワークが繋がることで「人と自然が共生するあいち」の実現にむけて、行政、企業、市民団体、大学、学生グループが協働しております。この中で、学生グループを核とした連携による生物多様性保全にむけた活動が、愛知県のSDGs施策の中核となっております。この生物多様性あいち学生プロジェクトは、そのステークホルダー達による今後の生物多様性保全の仕組みづくりとして、2020年3月までを一区切りとして開催されます。

 今回のワークショップでは、県内複数の大学から集まった大学生により「県内に点在する活動を、線から面へ〜たくさんの団体をつなぐムーブメントの作り方〜」として、ポータルサイトの作成に向けて、そのコンテンツについて学生の目線からさまざまなアイディアが出されました。クラウドファンディングによって活動を充実させるなど、私からは想像もつかないアイディアも聞けて、私自身大変勉強になりました。今後も、このプロジェクトがどのように発展していくのか目が離せません。

 大学生の皆さんの声によって、行政や社会を動かしていきましょう。ぜひ、皆さんもこのプロジェクトに参加してみてはいかがでしょうか。

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