先日、人間環境大学看護学部の在宅看護学実習（施設実習）の様子をご紹介しましたので、今回は同実習の遠隔実習についてご紹介いたします。

　本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響もありましたが、十分な感染予防対策のもと訪問看護ステーションにおける実習の機会をいただいております。さらに実習の一部を遠隔実習（リモート学習）に切り替え、実習の学びをグループごとに話し合い、リモート発表会を行っています。

　写真は、リモート発表会の様子です。ビデオ会議機能を使って、実習グループごとに発表資料を作成し準備をした上で発表会を行いました。30～50名の学生と、学内の教員がリモートでつながり、皆で在宅看護学実習における学びを話し合いました。

　発表内容としては、施設実習でそれぞれ受け持たせていただいた療養者様との関わりを通して学んだことについての発表がありました。また、「いろんなサービスや社会資源があり、療養者様とご家族の生活を支えていることがわかった」「多職種とチームになって、自宅で生活する療養者様やご家族を支援していくことが大事であることを学んだ」などの声が聞かれました。発表後の質疑応答もとても活発でした。リモートでの発表会は初の試みでしたが、どのような状況でもさすが4年生です！学生たちの学びの深さと無限の可能性に、教員一同感銘を受けた実習となりました。

　最後に、このようなコロナ禍ではありますが、施設での実習を受け入れてくださった訪問看護ステーションの皆様ならびに療養者様に感謝を申し上げます。

（看護学部　原）