2023/10/18 お知らせ
アカモズは、野外で残り200羽程度となっている絶滅危惧種です。今年8月、人間環境大学環境科学部フィールド生態学科岡久研究室は豊橋総合動植物公園および長野アカモズ保全研究グループと共同で、アカモズの人工孵卵・人工育雛に世界で初めて成功しました。
アカモズの魅力や野生での現状、保全の必要性を多くの方に知っていただき、皆さんと一緒に保全を進めたいとの思いから、以下のイベントを開催いたします。
【内容】
絶滅危惧種の「アカモズ」についてのお話を聞いて、オリジナルの缶バッチを作ることができます。※アカモズは飼育環境に慣れるトレーニング中のため、ご覧いただけませんが、映像で人工育雛の記録をご覧いただけます
【実施日時】
令和5年11月11日(土)、12日(日)、25日(土)、26日(日)
各日10時~14時(各回20分)
※整理券を9時に会場で配布
【対象】
どなたでも
【参加費】
100円 ※別途入園料が必要です
【場所】
豊橋総合動植物公園内郷土エリア
特設テント(二ホンカモシカ横)
※缶バッジイメージ写真
【亜種アカモズ】
日本のみで繁殖し東南アジアで越冬する渡り鳥である。環境省レッドリストで絶滅危惧IB類に選定され、種の保存法において国内希少野生動植物種に指定されている。本州個体群については、2022年時点で45つがいのみが確認されており、2026年にも地域絶滅することが予測される。本種の絶滅を回避するためには、生息域内保全を進めると同時に、生息域外保全を推進することが必要とされている。
問合せ先
人間環境大学環境科学部フィールド生態学科 助教 岡久雄二 Tel 0564-48-7811
豊橋総合動植物公園 動植物園 専門員 吉川・石尾 Tel 0532-41-2186