5月27日（金）にトヨタ白川郷自然學校の大豆村伸也氏をお招きし、「世界のトヨタが進める"自然學校"の魅力」を開催しました。

本セミナーでは大豆村氏のキャリア形成のお話から、実際の環境教育の現場での苦悩や喜び・やりがいまで、環境教育や自然に関わる仕事について多様な観点から教えていただくことができました。講演の中では、普段のお仕事内容の「プチ体験」ということで、白川郷周辺に自生するクロモジを持参していただきました。クロモジとはクスノキ科の落葉低木の一種で、高級楊枝の材料として、また、香料の原材料としても利用されています。学生はクロモジの匂いを実際に感じることができ、こうした体験とあわせて白川郷での伝統的なクロモジの利用法について学ぶことができました。素敵なお土産をありがとうございました。

また、インタープリター（英語では「通訳」、意味合いとしては「伝える人」）のお仕事を理解する一環として、「伝え方」の体験もさせていただきました。こちらも学生から大変好評で、楽しく実践的な学びを得られたようでした。

講演後の質疑応答も大変盛り上がり、予定時刻を少しオーバーするほどでした。学生からの質問は自身の体験談と大豆村さんのこれまでのご経験を重ね合わせたものが多く、学生と大豆村さんとの間で熱心なやり取りが交わされておりました。

今回のセミナーは対面のみで実施し、本学学生・教員約15名が参加しました。対面参加については事前申込制とし、三密の回避、常時換気、マスク着用など、感染症対策を徹底した上で実施しました。

（環境データサイエンス学科　谷川彩月）