人間環境大学

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国内希少種アカモズの公開と保全推進シンポジウムの開催について

岡久研究室では、豊橋総合動植物公園等とともに全国で残り200羽程度しかいない渡り鳥アカモズの生息域外保全に取り組んでいます。このたび、アカモズの野生復帰を目指した取組みの一環として、豊橋総合動植物公園の屋外飼育場でアカモズ1個体の飼育を開始しました。

園内の観覧通路からアカモズのメス1個体を観察できるようになっています。実際にアカモズをご覧いただくことで、絶滅の危機に瀕するアカモズの保全についてより身近に感じていただけるものと期待しています。
併せて8月18日にアカモズの保全推進を目的としたシンポジウムを開催いたします。ぜひご参加ください。

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【参考】
アカモズ(Lanius cristatus superciliosus):アカモズはアジアに広く生息しているが、本亜種は日本のみで繁殖し東南アジアで越冬する渡り鳥であり、環境省レッドリストで絶滅危惧IB類に選定され、種の保存法において国内希少野生動植物種に指定されている。本州個体群については、2022年時点で45つがいのみが確認されており、2026年にも地域絶滅することが予測され、本種の絶滅を回避するためには、生息域内保全を進めると同時に、生息域外保全を推進することが必要とされている。

《担当教員略歴》
岡久 雄二 人間環境大学環境科学部フィールド生態学科 講師
博士(理学)。立教大学特別研究員、環境省野生生物専門員、同省希少種保護増殖等専門員を経て、2022年より現職。アカモズ保全ワーキンググループ代表、IUCN SSCStork Ibis Spoonbill specialist group、White Bellied Heron Advisory Committeeなどを務める。佐渡島におけるトキ野生復帰を主導してきた経験をもとに、生息域内保全と生息域外保全を連動させた保全生物学的研究に取り組む。
岡久講師の研究業績はこちら(https://researchmap.jp/yujiokahisa

アカモズ写真.jpg


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