10月27日に、環境科学科2年生の有志によって発足した「環境同好会　参画と資格」による、環境同好会セミナーが開催されました。講師に、愛知県環境局自然環境課滝口様をお招きし、持続可能な開発目標（以降、SDGs）がどういったものかの解説や、愛知県におけるSDGsの取り組みについてご講演いただきました。

　私たちは「生物多様性を守ろう」を意識した際に、S D Gsの17の目標の中でも、"14海の豊さを守ろう"や"15陸の豊かさを守ろう"というゴールをまず目指しませんか。SDGsでは、個別のゴールだけではなく、他のゴールにも同時に取り組むアプローチが重要です。例えば、「陸の生態系保全のためにビオトープをつくろう」とすると、ゴールは目標15の"陸の豊かさも守ろう"のみです。一方、「そのビオトープを地域の方とのレクリエーションに活用しよう」とすれば、目標4"質の高い教育をみんなに"や目標８"働きがいも経済成長も"のゴールにも取り組むことができます。この考え方について滝口先生からは、「SDGsのゴールのみに限らず、これまでの両立という考え方から、融合という考え方を持つ」ことのおもしろさを教えていただきました。そして、楽しみながらみんなで発展していきましょうとメッセージをいただきました。

　私は最近になってSDGsの勉強を同好会メンバーに混じって始めたのですが、身近なところにも考えるヒントがたくさんあることを知りました。皆さんも、一緒に楽しみながらどのような取り組みができるか考えていきませんか。

　環境同好会セミナーは、学生による有志団体「環境同好会　参画と資格」が企画・主催しております。この活動にご賛同をいただきました行政や企業の関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。

　なお、本セミナーは、三密回避のため一般公開は実施しておりません。また、開催時は、マスク着用、手指のアルコール消毒、教室内の換気を徹底しております。実施会場につきましては、200名以上収容の大講義室において参加者数を収容人数の25%程度までとし、十分な間隔を確保して実施しております。

（環境科学科　谷地）