人間環境大学

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【環境科学科コラム】環境科学科の学生の活躍@京都大学

3月19日に京都大学上賀茂試験地で,実習検討会が開催され,環境科学科の学生3名が発表をしてきました.他にも,京都府立大学や公立鳥取環境大学,近畿大学の学生・院生からの発表がありましたが,3名が発表した話題を中心に,活発な議論が交わされました.

本会は,京都大学の施設で実習を経験した学生・院生による発表を通し,実習のフォローアップやよりよい実習内容を検討するための場として開催されたものです.... 環境科学科では,授業科目として野外実習を多く開設しておりますが,その中でも3名は,夏期に京都大学の研究林で実施した"共同フィールドワーク"と北海道大学和歌山研究林で実施した"森林管理実習"の2つの実習に参加していたため,2つの施設における実習の比較も可能であったことから,「それじゃ,発表よろしく」と,声を掛けた次第でした。 

若干1名は,"京都大学で"というネームバリューの大きさに怯えておりましたが,他2名は即座に「やります」との返答でした.このことは,発表準備の前から大変頼もしく思われ,これはよい発表になるぞ,と私もわくわくしておりました.

各自,実習で感じたこと,印象に残ったことや改善点を挙げてもらい,それを組み合わせる形で発表内容を構成することとしました.ひとまず組み合わせた後,どのように発表の流れを集約していくかについて私も混ざって3名と共に議論を進め,「より深くじっくり学びたい」と「より多様な実習を経験したい」という2つの気持ちがあることが分かりました. そのため,それらを同時に解決する提案を示すことで,発表の締めにしよう,ということとしました.

このように学生とともに練り上げた発表によって,当日の発表後のディスカッションの時間では,この話題が出発点となり,結局,議論の中心は3名が投じた疑問や提案についてでした. 事前準備をしっかり行い,本番でも聴衆に伝わる発表ができたからこそ,後のディスカッションでも話題として適切に取り上げられ,京都大学の先生方とも議論を行うことまでできた訳です.私は単に付き添いで会に参加したのですが,学生達を誇らしく思います.

今回の提案内容がもし採用されれば,今年度の京都大学の実習の形式がこれまでと変わるかもしれません. それぞれ大学の事情,やり方があるので,あまり期待はしておりませんが,もし今回提案した実施形式が採用された際には,京都大学に人環方式(?)が採用された,ということで,テンションが上がりますね. (環境科学科 藤井芳)

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