人間環境大学環境科学科

物質循環領域

この領域では、人間社会における環境負荷と自然環境のしくみとの関係について
深く学びます。

自然環境を化学的な方法で理解するための技術や考え方を学びます。
森林から農地、河川から湖沼・海洋まで、さまざまな調査フィールドにおける栄養素や農薬、重金属について理解します。

代表的な科目: 地球環境の化学像、水環境での物質循環、基礎化学実験、環境化学実験、森林と土壌生態系での物質循環、土壌圏保全論、
物質循環とエネルギー、環境リスク概論、生態毒性

この領域で履修できる実験・実習科目のご紹介

物質循環領域で卒業研究に取り組む学生の一日 ~調査編~

右のサムネイルを番号順にクリックしてください。画像と説明文が切り替わります。

1 2 3 4 5 6

実習で使用する測定機器(クリックすると説明が表示されます)

有機物

リン・窒素

ミネラル

全窒素・全炭素分析装置

農作物や土壌に含まれる炭素と窒素を測定できます。
炭素と窒素の含有量を測定することで、農作物や土壌に含まれる有機物量を知ることができます。
土壌の肥沃度、植物体や土壌有機物の組成などを知るために使用します。

全有機体炭素計

環境水に溶けている有機物中の炭素を測定できます。
微生物の栄養源になる溶存有機炭素、環境水中の化学反応に重要な炭酸水素イオン(無機態炭素として)濃度を測定できます。
全有機態炭素は水質汚濁の指標として世界的に用いられています。

自動連続流れ分析装置

水中の無機態窒素、リン酸を測定できます。植物の三大栄養素のうちの2つ、窒素とリンについて、土壌水中等に溶けている主要な形態別に測定する際に使用します。
富栄養化の原因となる元素でもあるため、河川水中濃度を知ることも重要です。

分光光度計

前処理をした溶液中の対象物質の濃度を測定できます。
溶液中に存在する物質の光吸収の特徴を利用してケイ酸、リン酸、土壌酵素活性など、広い用途で使用します。
ただし、適切な前処理が必要であるため、他の測定機器に比べてより化学的な知識を要することもあります。

蛍光分光光度計

前処理をした溶液中の対象物質の濃度を測定できます。
溶液中に存在する物質の光吸収後の発光の特徴を利用して、アルミニウムや葉緑素(クロロフィルa)など、広い用途で使用します。 ただし、分光光度計の使用時と同様に、適切な前処理が必要です。

イオンクロマトグラフ

環境水に溶けている主要なイオンを測定できます。
主要な陽イオン、陰イオンの測定に使用します。
同時に数種類のイオンの測定ができるため、水中に存在するイオンを比較したり、バランスを検討したりする際に重宝します。

原子吸光分析装置

水中のカリウムなどのミネラルを簡易に測定できます。
基本的には単一の元素を測定します。誘導結合プラズマ発光分光分析装置に比べて、短時間、少量の試料、低費用で測定が可能なので、測定元素が限られている時にはこの原子吸光分析装置を用います。

誘導結合プラズマ発光分光分析装置

水中の多種類のミネラルを一斉に測定できます。重金属類をはじめとする70程度の元素の同時測定が可能です。
土壌水、渓流水、雨水、排水などに溶けている多種元素の分析に使用します。
水を介した物質循環や、肥料の成分等に関する研究を行う際に活躍します。

卒業後の進路

  • 公務員
  • 資源関連産業
  • 環境関連の公団・財団
  • 流通業、農業生産法人
  • 環境コンサルタント
  • 環境関連の大学院    など

主な就職先(人間環境学科 実績)

  • 積水ハウス
  • 林テレンプ
  • 松尾製作所
  • 伊藤光学工業
  • 大和化成工業
  • 東海ガス
  • 日本通運
  • 全国のJA
  • 岡崎信用金庫
  • 浜松信用金庫
  • 愛知県警察
  • 東京消防庁
  • 富士宮市役所 など

主な進学先(人間環境学科 実績)

  • 京都大学大学院(農学)
  • 名古屋大学大学院(生命農学)
  • 横浜国立大学大学院(環境情報学府)
  • 千葉大学大学院(自然科学)
  • 静岡大学大学院(農学)
  • 三重大学大学院(農学)
  • 信州大学大学院(農学)
  • 豊橋技術科学大学大学院(工学)
  • 愛媛大学大学院(農学)
  • 京都府立大学大学院(農学)
  • 兵庫県立大学大学院(緑環境景観マネジメント)など